男性依存ってご存知ですか?
LINEの返事が遅いと気になってそわそわしちゃう。常に彼氏を途切れさせたくない。誰かと一緒にいないと不安。大して好きでもないのに寂しさを紛らわすために肉体関係をもってしまう。日常的に心配性で心が落ち着かない。“そんなあなた”知らないうちに依存症気質になっているかもしれません。今回は特に女性に多い恋愛依存症のひとつである男性依存について解説していきます。
男性依存とは?
依存症とは?
そもそも依存症の定義ですが、依存症とは、身体的ダメージや人間関係の崩壊など生活に支障をきたすほど、たばこ、アルコール、買い物、セックスやギャンブルなど特定の「何か」に執着してしまいやめたくてもやめられない状態のことを言います。
恋愛依存症とは?
最近ネットで彼氏依存症とも言われていますが、男性依存症とは恋愛依存症のひとつです。彼氏と付き合いたての頃は手を繋ぐだけでドキドキしてしまう、彼氏のことを四六時中考えているなど彼氏中心の生活になってしまったというご経験あるかと思います。大半の人は恋愛初期の刺激的な日々は一時的であり、付き合う期間が長くなれば徐々に恋愛熱もさめてきて信頼関係などより深い心の結びつきに発展していくと理解しているのですが、その付き合いたて初期の精神的興奮や刺激を追い求め続けてしまうのが恋愛依存症です。
男性依存症とは?
男性依存について医学的な定義はないのですが、彼氏なしでは生きていけない、常に男性にモテたいなど男性に注目されているのかを異常に意識する人のことを言います。男性依存になると精神的興奮を求め行動をしてしまうため、略奪愛、浮気や不倫など周りの人が傷つく行動を平気でとってしまうケースも見受けられます。男性依存のよくあるエピソードですが、好きな男性のことを友達に相談したら、気付かないうちに友達と意中の男性が付き合っていて修羅場になった。結婚しているけど出会い系サイトで不特定多数の男性と肉体関係を持っているなど周りのことを顧みずに恋愛に没頭してしまう人は要注意です。
男性依存になりやすい人の心理や特徴
依存症は本人が気づかないうちに陥っているケースが多く、事前に自分にその兆候があるのか把握しておくことが非常に重要です。男性依存になりやすい13の特徴や心理をチェックして自分のステータスを把握してみましょう。
- デートしている男性、もしくは彼氏がいないと心に穴ぽっかりが開いたような虚無感に襲われる。
- 彼氏と一緒にいてもイライラするけど、一緒にいないといけないという帰属意識感がある。
- 恋愛のストレスから逃れるために食べ過ぎたり、アルコールを飲んだり暴飲暴食に走ってしまう
- 肉体関係だけの彼氏やDV彼氏との関係はよくないからいつか別れようと常に思っているが、思っていても関係がなくなることが怖くて行動できない 。
- 未婚、もしくは彼氏のいない女性をみて「幸せではないけど少なくとも相手のいないあの人よりはまし」と他人を蔑む傾向がある。
- 彼氏がいない状態にストレスや恐怖を覚える。
- 彼氏や男性の非道な行動に対して「いつもはあんな風じゃないのに」「彼、最近仕事で疲れてて」「幼少期家庭環境が悪くて」などと擁護したがる。
- あの人は変われる!これとこれとあれとこれを直せばいつか愛してくれると理想と現実が解離しているのにひたすら信じ続けている。
- 男性は自分の人生を豊かにするひとつの生きる目的だと目的が男性になっている。
- 彼氏ができてから、血圧が上がった、精神が不安定になった、肌荒れがひどくなったなど体の異変がある。
- 常に彼のスケジュールが気になり、彼の行動を制限するなど束縛してしまう。
- 「うちの彼氏はー」「彼氏はこう思う」など会話の中で彼氏が主語となってしまっていて自分の意思がない。
- 心のよりどころとして元カレと寄りを戻したり別れたりを繰り返している。
どうして男性に依存してしまうのか
男性依存してしまう原因はいくつかありますが、幼少期の家族など身近な人との経験が大人になってからの人間関係に影響を及ぼすと言われています。両親の離婚をきっかけに母子家庭になり、両親に甘えることがでになかった。お母さんと不仲で信頼関係を構築することができなかった。両親から愛情を充分に注いでもらうことができなかったなど小さい頃に経験した孤独や愛情の欠落を癒すために男性に依存してしまう傾向があるようです。また、男性依存に関わらず、自分の意思が弱く主張することが苦手な人や自分に自信がなく常に周りの評価を気にしている人は心の安らぎを求め依存症に陥りやすいと言われています。
男性依存から抜け出すために
ステップ1依存をやめる決意をする
やること①まずは冷静になってどうして男性に依存してしまっているのか自己分析!
恋愛によって仕事・生活・人間関係にどのようなネガティブな影響を与えているのか。あなたの生活を振り返って恋愛が足かせとなっている事象をメモ帳に書き出してみましょう。
やること②将来やりたいこと理想の自分を描こう!
もし仮に今の彼氏がいなかったらという観点で自分をイメージし、本当はこういう前向きな生き方をしたいというあなたの理想をメモ帳に書き出してみましょう。
やること③決意表明を書く
頭の中で決意をしていても時間とともに意思が弱くなってしまうもの。どうしてやめる決意をしたのかを書いて決意を強固なものにしましょう。 例) いつか結婚して幸せな家庭を築きたいから今状況を打開する! ひとりの女性としてもっともっと活躍&調整したいから今の状況を打開する! もう孤独な気持ちになりたくないもっと自分を大切にしてくれる人をみつけるため今の状況を打開する!
ステップ2 やめるためのアクションプランをつくる
やること①依存をやめる時期を決定する
すぐに依存をやめるといってもできないもの。今日明日の話ではなく時間をかけて解決することを目標に例えば半年後や11カ月後までにはやめるという時期を設定しましょう。自分に期日を設けるのはとても負担でもありますが、目的と目標を設けることで現状を打開できるというプラスな方向に働きます。
やること②サポートしてくれる専門家をみつける
ひとりで解決する必要はありません。あなたの声を聞いてくれるセラピスト、ライフサポーターなどの専門家に頼ってみましょう。重要なことは正直にすべてを話すこと。自分が恥ずかしいと思っていることってなかなか身内や相談に話しにくいですよね。あなたは精神的に滅入っている状態、病気にかかったときは医者に相談すると一緒で、心の病にかかったときはセラピストに相談してみましょう。
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やること③男性依存に走ってしまうトリガーを特定しよう!
依存となりうる要因は意思をもって回避することが重要です。せっかく抜け出そうとしていたのにまた振り出しに戻ってしまわないようあなたの本能をくすぐる因子(トリガー)を特定しましょう。トリガーは人それぞれ、彼氏とのLINEやメールであったりレストランや映画館などの場所かもしれません。あなたの回復の妨げとなるようなトリガーは極力避け、別の趣味を見つける、友達と予定を入れる、エステや温泉でリラックスするなど回避する努力をしましょう。
ステップ3 実際にやめる&依存のリバウンドに気を付ける!
ステップ1で決めたやめる時期に合わせて男性依存はやめましょう。また同時にやめた最初の数カ月はずっと泣いて生きる気力がなくなるなど、精神的に辛い時期というのを予め理解することが重要です。辛くてまた男性に連絡を取てしまったということがないように、スケジュールに予定をとにかく入れて常に忙しくさせることがポイントです。
自分を忙しくするために
・男性依存ハウツー記事を読む
・ヨガに通う
・仕事に没頭する
・新しい友達をつくる
・家族に会う
・新しい洋服を買う
・メイクを変える
・セラピストに会う
・サポートしてくる身近な人に会う
・ステップ1の意思表明のメモをみる
依存のリバウンド
悪魔のささやきはあなたが最も孤独に感じる夜やひとりの時間に聞こえてきます。「彼氏はそこまで悪くなかったのかも」「別れたことによってショックを受けて変わったかも」「私に合う人っているのかな?」「もう結婚するチャンスないのかも」こういった考えは依存症がもたらす勘違いです。そんな時は、しっかり休憩をとってリラックスする自分を勇気づけるあなたを最大限に守る努力をしましょう。
恋愛は楽しむもの!
前提として人は依存する生き物です。依存すること自体は決して悪いことではありません。ただ、その依存があなたの人生を豊かにするものなのか良い依存なのか悪い依存なのか一度立ち返って考えてみてはいかがでしょうか?人生のパートナーを見つけることは女性としてこの上ない幸せです。あなたはちゃんと永遠に愛を誓える人「THE ONE」をみつけていますか?恋愛にどっぷりもいいけど、心の余裕をもってもっともっと彼氏との時間を楽しみましょう!