誰にでも忘れられない人は1人や2人くらいいるのではないでしょうか。今は結婚して落ち着いてしまった人でも何かのキッカケであの人のことを思い出す瞬間もあることでしょう。忘れられない人の存在が心に残ってしまうのは、なぜなのでしょう?
結婚しても忘れられない人はどんな人?
結婚して今の生活があるはずなのに、忘れられない人がいる。その人はなぜ、たまに思い出すような忘れられない人になってしまったのでしょうか。忘れられない人になりやすい代表例を紹介します。
◆初恋の相手
初恋の相手はどんな人でしたか?大人になる過程で人格形成されていくなか、「恋」は大きなインパクトとなり記憶に刻まれます。好きな人と目が合うだけでドキドキする、話したくても緊張して話せないといった初恋の思い出が淡い記憶となって甦ってきます。
◆片思いの相手
青春時代に思いを寄せていて、気持ちを伝えることのないまま卒業してしまった…など「あのとき伝えておけば」と未完了な気持ちは残り続けてしまいます。大人になった今だからこそ、彼はどうしているかな?と考えてしまうこともあるでしょう。
◆元カレ
付き合っていた期間の長さはそれぞれに、記憶に残る彼はいます。彼と出かけた場所、一緒に食事したお店や、一緒に見た映画など、彼と一緒に過ごした場所に行くだけでふと思い出すこともあるでしょう。未練が強く残る相手ほど、「あのときこうしておけば…」のように後悔の気持ちと切なさがこみ上げてきます。
◆不倫相手
いけない関係とわかっていても始まってしまった不倫関係。禁断の関係だからこそ、心に焼き付くような思い出が、どこか甘い記憶となって残ってしまうのでしょう。手に入らないと分かっていても、夢中になるくらいはまってしまったのだから無理もありません。
結婚しているのに…あの人に会いたいと思うとき
結婚してからも、忘れられない人に会いたいと思ってしまうことはありませんか?会いたいと思うときはどんなときが多いでしょうか?
・結婚生活がうまくいっていないとき
現在の旦那さんと喧嘩してしまったとき、心ない言葉を言われてしまったとき、「あの人ならもっと優しくしてくれるのに」と思い返して現実逃避してしまいたくなります。あの人と結婚したほうが幸せになれたかもしれないと、記憶の彼を美化してしまうこともあるでしょう。現在の旦那さんとうまくいかない寂しさで、忘れられない人の優しさを思い出してしまうのでしょう。
・満たされない想いがあるとき
繰り返される日常に飽きを感じる、結婚生活に安らぎはあっても刺激に欠ける思いをすることもあるでしょう。日常に疲れや物足りなさを感じたときに、刺激的だった過去の人との恋愛を思い出すことにつながるのでしょう。
・昔を思い出す瞬間
好きだった音楽、当時の恋人が使っていた香水と同じにおいがしたとき、聴覚や嗅覚の刺激とともに記憶が思い起こされます。五感で記憶している思い出は、新しい記憶で塗り替える以外に忘れることは難しいのではないでしょうか。
会いたくなってしまったら…
もう結婚もしているし、いまさら会っても無意味と思っていても会いたくなってしまう「忘れられないあの人」。なにかのキッカケで思い起こされた記憶から「元気にしているかな」と気になってしまい、会いたい気持ちに変わってしまうこともあります。そんなときは彼に連絡して、「会いたい」と伝えてもよいものなのでしょうか?
“いまさら”会うことはおすすめしない
誰にでも忘れられない人はいます。過去の思い出は記憶が美化されます。どんな思いで当時の彼との別れを選択したのか、今となっては途切れ途切れに美化され、甘い記憶として美化されていることがほとんどです。自分の記憶を疑いたくはありませんが、人間の脳は都合よくできているものです。
それに、思い出の彼にも現在の生活があります。彼も結婚して子供がいるかもしれないし、体系や髪形などの容姿も著しく変化している可能性もあります。過去の記憶に結び付けて遡るのではなく、今の自分の生活を改めることの方がよほど満たされるのではないでしょうか。
彼を忘れるにはどうすればいい?
忘れられないあの人に会いたい気持ちが強くなってしまうと、会いたくても会えない現実から辛い思いをすることもあるでしょう。無理に忘れようとすればするほど、記憶は強く残されます。叶わぬ想いが未練となって残ってしまっている場合には、その恋から学ぶことを整理し、未完了となっている記憶を完了させることです。後悔することがあるなら、同じ繰り返しをしないように。本当は伝えたかったことがあったと後悔しているなら、「現在の旦那さんには伝えたいことは必ず伝えるようにする」と決めて過去から学習しましょう。そうすることで未完了のまま残ってしまった記憶もいい思い出に変わります。あの頃の恋愛に、今となっては素敵な恋をしたなと思えるようになれればよいのではないでしょうか。