怒られるとすぐに泣いてしまうのはなぜ?
泣いてはいけない場面くらいわかっていても、堪えきれない涙が溢れてしまう…そんなことにお悩みではありませんか?泣こうと思って泣いているわけではないのに涙が止まらない。すぐ泣いてしまう自分は周りからどう思われてるかも気になる。直したいのに、なかなかな直せないその泣き癖はどうしてなのでしょう?
涙が出てしまうのはこんなとき
友人関係で
仲の良い友達でも意見が食い違い喧嘩してしまうこともあります。そんなとき友達が言ったヒトコトが妙にショックで。受け取り切れずに涙がでてしまう。友人の言葉に深い意味はないのに、友達だと思っているからこそ、そんな乱暴なことを言われて涙がでてしまいます。
職場で
仕事のミスやトラブルの報告、上司との面談。泣く場面ではないことくらいわかっている。必死で涙を堪えようとしても涙が溢れてきてしまいます。自分でもなぜ泣いてしまうのかは分からず、理解してもらえない不甲斐なさや、無力さ、悔しさなどの感情が入り混じって涙となって流れてきます。
恋人の前で
喧嘩したとき、彼氏が自分の気持ちをわかってくれずに涙がでてしまうことはありませんか?「涙は女の武器」なんていうけれど、彼氏の前で泣きすぎてもはや通用しない・・・。涙を武器にしようと意図して泣いているわけではない、何かを考える前に先に涙がでてしまいます。泣こうと思って泣いているわけではないのに、止まらない涙に彼だって呆れ気味。この気持ちをわかって欲しいだけなのに。
すぐに泣いてしまう人の心にある想いとは?
優しい気持ち
すぐに泣てしまう人は優しい性格なのではないでしょうか。感受性がよく、人の優しさに気付くところもあれば厳しい言葉や怒られたときに傷つきやすく、涙がでやすくなってしまいます。また、泣くことで周りの人をコントロールしようとしているとも言えます。その深層心理には子供のころの成長過程が影響します。根底にはあるのは「わかってほしい」という気持ち。自分の気持ちをわかってほしい、受け入れてほしいという気持ちが強いと涙も出やすくなってしまいます。
かまってほしい
本人の自覚は別として、泣いてはいけないときに泣いてしまう人の深層心理には「かまってほしい」という想いがあります。赤ちゃんは泣くことでまがままな気持ちを表現し、無条件な親の愛に受け入れられて育ちます。すぐに泣いてしまう人の深層心理に、わかってほしい、受け入れてほしいなどの想いがあると説明したように、もっと自分に注目してほしい、無条件に愛されたいといった成熟していない精神状態が働きます。
子供のころの成長過程で、ありのままの自分を受け入れてもらうという体験を十分にできないまま育つと、感情が消化されないまま残り、大人になっても、すぐに泣いてしまう癖がついてしまいます。
泣かなくなりたい!すぐに泣いてしまう癖の直し方
大人になってからでもすぐに泣いてしまう癖を直すことはできます。泣かない方がいい場面、泣いてはいけない場面で泣かなくなるようにする対処法をお伝えします。
自分のことばかりを優先しない
自分のことをわかってほしいという気持ちの強さは自分を優先する気持ちの強さでもあります。自分、自分と自分の意見ばかりを主張しわかってほしいと考えてしまうのではなく、相手がどういう気持ちなのか考えるようにしましょう。自分ばかりわかってほしいと願うのではなく、相手のことも理解する、お互いわかり合おうという立場で物事を考えれば、「自分のことを理解してもらえなかった」と悲観的にならずに状況を受け入れることができるのではないでしょうか。
理性的になる
感じたことをそのまま表現するのではなく、一度頭で考える癖を付けましょう。発言する前に考え、周りの状態をみて「これは言ってもいいことなのかな」と考えるようにします。感情的な人は、自分の感情を抑えきれずにその場で気持ちを露わにします。それもポジティブな感情なら良いものの、怒りや悲しみなどのネガティブな感情は周りに良い印象を与えません。理性的な人はワンテンポ置いてから行動するように、一度考えてから行動すれば感情的に流されにくくなります。
次にやることを考える
自分の内面にある感情と向き合うことも大切ですが、泣く場面でないときに泣いてしまうのは状況が見えていないのと同じです。冷静に状況を把握し、次にやるべきことを考えれば気持ちも落ち着くはずです。涙が出そうになって「泣いちゃだめ」と自分に言い聞かせても余計に泣きたくなってきます。それは自分の感情に意識が向いているのと同じです。泣きそうなときほど周りの状況に目を向け、次にやるべきことを考えましょう。
泣くことが悪いわけではない
泣く行為は感情表現のひとつです。泣くこと自体は悪いことではありません。泣くような場面ではないときに泣かないことが大切です。すぐに改善できなくても大丈夫。少しずつ意識していくことで、次第に泣き癖も改善されていきます。
どんなにつらくても、涙を堪えなければいけない状況はあります。少しずつでもいいので、すぐ泣く自分から卒業し、大人の女性になりましょう。