<女子活応援団>キャリアウィメンの小言
今や女も働くのが普通な時代。意外と世の中はまだ男性中心の社会だなぁ、なんて思いながらも筆者はせっせと一年前に転職してきたベンチャーで働いているのですが、この記事を読んでいる女性陣あなたはどんな働き方を好みますか?何よりも安定!適度に収入がほしいというあなた。いやいや、安定よりスリルというあなた。願望や野心をもつことも重要だけどぶっちゃけ女ならどういう職場<環境が働きやすいの!?という疑問もっていませんか?筆者は大手→ベンチャーと真逆の会社で勤務した経験があるので、今回はベンチャーと大手を比較してみて女の視点でぶっちゃけどっちが働きやすいのかについて語りたいと思います。
ワークライフ
普段働いているときあまり実感ないのですが、ワークライフを充実させるというのは結構重要ですよね。というのも1日24時間のうち睡眠を除くとヒトが動いていられる時間は約15時間、職場にいる時間は一般的に1日8~10時間、下手すると人生の半分以上会社で過ごすということもありえるからです。業務が多すぎる、スケジュールがタイトすぎると毎日職場に行くのが苦痛になってしまいますよね。そんなときポイントとなってくるのが社風だったり、生活スケジュールのフィット感。大手とベンチャーでどう変わってくるのか筆者がはたらいていた会社の1日のスケジュールをリストアップしてみたのでワークライフという観点で大手とベンチャーどっちがよかったのか書いてみました。
※職種によってワークスタイルは変わるので本記事に記載している内容はあくまでもー例になります。
~ワークスタイル&社風~
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大手金融営業 |
ベンチャー |
コミュニケーションツール |
email+電話 |
email+電話+社内チャット+SNS |
ミーティングスタイル |
5~9人規模のミーティングが多い
アジェンダがきちんと決まっている
発言は挙手制 |
3,4人の少人数制が多い
ディレクションベース
発言は割りとランダムで自由
ミーティング頻度が高い |
ランチ |
みんな決まった時間に休憩をとる |
適当にとる自分で調整 |
飲み会 |
月末の飲み会は必須参加
オフィシャルな飲み会少ない |
会社の飲み会が多い月3回ほど |
社風 |
規律正しい
社内外関係なく丁寧
THE日系企業年功序列感あり
新人は飲み会セッティング等雑務が多い
暗黙の決まりごとが多い
仕事の責任が重く正確さが求められる |
社員が個性的
年功序列ではないがヒエラルキーがある
体育系な面がある
飲み会は派手&散財
礼儀や作法にうるさくない
失敗してもそこまで責任重くない |
~OL1日のスケジュール~
大手金融編 |
ITベンチャー |
朝7:00 起床&仕度
朝8:00 家を出る
朝8:30 会社に着く
朝9:00 始業
朝9:30 メール対応
情報収集&アポ準備
正午 お昼ご飯 (社食)
午後1:00 アポ出発
午後2:00 クライアント打ち合わせ
午後4:00 帰社
午後5:00 ミーティング
午後6:00 定時
午後7:00 帰宅 |
朝7:00 起床
朝7:30 チャット&メール対応
朝8:00 通勤
朝9:00 出社
朝10:00 始業
朝11:00 メール対応&資料作成
正午 移動
午後1:00 アポ
午後2:00 メール&チャット対応
午後3:00 別アポ
午後4:00 移動
午後5:00 メール対応&チャット対応
午後6:00 打ち合わせ
午後7:00 定時
午後8:00 資料作成
午後9:30 帰宅 |
総括結論。タフな女性でない限りベンチャー推奨せず。
ワークライフの観点でみると、やっぱり大手の方がプライベートは充実していました。ベンチャーは噂通り超絶忙しい。大手にいたときはメール1通をそれはそれは大切に送っていたのですが、ベンチャーはスピード命!チャットでポンってきた内容に回答を素早くしないといけない。時間なんかかけてられねー。1日サボろうものならタスクお抱えモンスターになるので休もうにも休めない。倒れるまで走り続けないといけないのがベンチャー。
思い返せば大手にいたときは、今日はこの時間は本屋にでもいこうかな?とかランチ長めにとろうとか、若干怠け者精神があったなぁーと。というかサボる精神的余裕もあった。ワークライフバランスというありがたい経団連の取り組みもあって残業規制も良かった。ただ。。。スケジュール的には余裕があったが時間の流が遅い上つまらない。飽きるという点が大手の玉の傷かもしれない。
評価制度&昇格
男ほど女は社会的地位だとか名声に興味はないと思っていますが、やっぱり美容にかけるお金とかお金とか。。。お金ほしい!ギブ・ミ・マニーという女性陣は多いのではないでしょうか。会社からお金もらおうと思ったらやっぱり昇格しなきゃいけない、昇格するためには、目標達成しなければいけない。超絶美人で秘書に抜擢されたりしない限りやっぱり積み上げるしかないのが現実。という事で、大手とベンチャーの評価比較してみましょう。
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大手金融営業 |
ベンチャー |
評価制度 |
年一回査定 |
半年に一回査定 |
定量目標 |
売上○○円達成
達成率S 達成120%
達成率A 達成100%
達成率B 達成80%
達成率C 達成50% |
売上○○円達成
達成S,A,B,Cに応じて給料UP額が決まっています。 |
定性目標 |
後輩を教育した
簿記○級受かる
クライアントと仲良くなる
先輩にプレゼン○回
毎朝新聞を読む |
新規事業立ち上げ○○円達成
最新情報○○日間発信する |
昇格制度 |
年功序列
例えば、平社員、マネージャー、課長、部長補佐、部長
が役職としたら課長までは年功序列。部長補佐からは実力と運。 |
例えば、平社員、マネージャー、課長、部長補佐、部長
が役職としたら、マネージャーになるにも実績をあげないと上がりません。ベテランに見える中年の社員も平社員だったりして実力主義という感じです。 |
特徴 |
基本的に年功序列。大きく目標を達成したからと言って給料が上がるわけではありません。毎年S評価を保つと積み上げで昇格につながるというイメージ。 |
目標は定量定性どちらも数値化することにこだわる。パフォーマンスの良しあしは上司が判断。上司に気に入られると上がる、いろんな人からの評価が高いと上がるなど属人化している面も一部あります。 |
総括結論。若いうちに早く稼ぎたいならベンチャー。長い目で稼ぐなら大手。
うーん、これは難しいトピック&評価制度の良し悪しは会社によるのでなかなかどっちがいいとは言いにくいですが、まぁやっぱり女性でもベンチャーの方が早いうちから稼げるとは思います。何より、ベンチャーは利にかなっています。ある意味残酷なのですが実力のある人は確実にあがります。ただデメリットもあって実力はあるけどそれを上手く発信することが苦手な人は埋もれやすい。
大手はなにもしなくても勤務していればある程度まで上がれるので給与面において精神的な負担は少ないです。ただ、何でコイツが上司なの?みたいな実力と役職の解離みたいなものはよく感じてました。
ちょっとまだ残っているのかなと思う日本社会の風習ですが、女性は寿退社などなどで定着せずに退社する可能性も高いということでリスクと捉えられることが多く、役職に上がりにくい。ベンチャーでも女性リーダーは少人数。尚更大手はなかなか女性が頭角を現しにくいと感じました。それ以外にも男性の指揮をとるのが女性というのに違和感を感じる男性が多いのも事実。やっぱり出世する女性は必然と気が強いしっかりとした女性になるのでしょう。筆者は発言とかはハッキリしているが、意外と中身は弱かったりするのであんまりベンチャーでは出世できないかなと。。。弱腰です。笑
<女子活応援団>キャリアウィメンの小言まとめ
さぁ、大手とベンチャー比較してみましたがいかがでしょう?結局2018年今のご時世は大手の方が女性の働き方を考慮する余裕があると思います。特に結婚して子育てしながら働きたい女性はベンチャーだとパートナーからの理解を得ることも難しくなかなかワーキングママはいません。一方で女性の柔軟な考え方や整理整頓が得意だとかの能力はベンチャーの方が活かされる場面が多いと思います。しかも個人的な考えですが、ベンチャーの方がやっている感はありますし相応の待遇もうけることができます。
結局どっちがいいの!?
筆者的にどっちが良かったのか。
正直前述で記載した通りどっちも良かったというのが回答です。
大手は安定していたのですが、情報の流れが遅かったり変化に乏しいところ、新しいものにチャレンジできないなど淡々としていた日々に物足りないと感じていました。ベンチャーは非常に面白いが、無法地帯というかルールがないので自分で仕切らないといけない大変さがあります。あと、さっきも少し触れましたが、結婚して子供生まれたらちょっときついという感じがある。未婚ですが( ・∇・)
女性は、ひとつの会社にとどまらずどんどん転職せよ!
会社勤めは石の上にも三年といわれ続けていますが、未だに。そもそもひとつの会社にこだわる必要はありません。そのときその時自分の中で精一杯頑張れば、着実に成長しているので、やめ際を決めてどんどん転職しましょう。特に女性にとって今の日本社会は生きにくいケースもあるので我慢せずに行動に移すことが重要だと筆者は考えています。高学歴女性はすぐやめると嘆いている人事が居ますがいつまでも根本的に解決しようとしない会社にはやはり見切りをつけましょう。笑
筆者の場合、大手でしっかりビジネススキルやマナーを学んだ後、ベンチャーにいったので、今の会社はこういうところが良いな悪いなと割と冷静にメリットデメリットを受け入れることができています。
別に正解はひとつじゃない。転職する前はその会社しか知らなかったので考え方がその会社の常識の範囲だったのですが、転職後は「あーこの会社がこうなっているのはこうこうでこゆことね。」みたいに割りと分析ができるようになりました。別に正解はひとつじゃない、色んな仕事があるんだもっと活躍しよう。そんな前向きな気持ちで女性には仕事をしてほしいなと願っています。