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SMプレイではなく、BDSM?初心者が認識すべき性的プレイの境界線

SMプレイではなく、BDSM?初心者が認識すべき性的プレイの境界線

SMプレイで話題となった、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」という映画ご存知でしょうか?

女子大生がエリート男性と知り合い、SMの主従関係を結ぶというお話。
実はこの行為はBDSMという性的プレイのひとつ。
ご興味ある方は是非見てくださいね( *´艸`)

バニラセックスがお好きな方からしたら「何がいいんだろう?」と思ってしまうかもしれませんが、
性的な束縛願望の強い女性も意外と多いのではないでしょうか。

今回は、BDSM(ビーディーエスエム)とは、どういう意味なのか。BDSMってどういうプレイなのか、
そして、BDSM初心者が超えてはいけない一線についてご紹介いたします。

あらすじ

女子大生の主人公が、若く有能だがサディストの性的嗜好を持つ大富豪の男性と知り合い、BDSMSM)の主従契約を結ぶという内容の恋愛小説で、主婦が書いた女性向けのエロティックな小説として「マミー・ポルノ」と呼ばれアメリカでベストセラーとなった。(引用:wikipedia

BDSM(ビーディーエスエム)とは?

BDSM(ビーディーエスエム)とは、B (Bondage)ボンデージ・束縛 D(Domination/Submission) 支配/服従  S(Sadism) サディズム M(Masochism)マゾヒズムの略になります。BDSMは性的プレイの広域な用語で、ベットの上で繰り広げられる一般的な性的行為(バニラ)以外の性的嗜好のことを指します。

例えば、彼氏に縛られた or 彼氏を縛ったことがある方は、無意識かもしれませんが軽めなBDSM行為をしています。

BDSMとは具体的にどういったプレイなのでしょうか?
具体的に「B」「D」「S」「M」それぞれが何を意味するのかどのようなプレイなのかを見てみましょう。

B(Bondage)ボンデージ・束縛とは?

CM_Foto / Pixabay

性的欲求を満たすために縛られたり、拘束されること。相手が動けない状態であればロープやテープ、ストキング、ネクタイ、手錠なんでも使ってもOK。
束縛の中には、ルールや罰を設けて相手をコントロールするというプレイもあります。例えば首輪をするプレイなどは主従関係を結んだ上のプレイですね。
こういった束縛場合は事前に了承を得たうえで行為に及ぶことが鉄則です。

日本はこの分野が特に発達しており、海外では「Japanese “Shibari” ジャパニーズ ”しばり”」と名詞になっているほどです。

D(Domination/Submission) 支配/服従とは?

FelixMittermeier / Pixabay

二人の間に主従関係を生み出すこと。相手のことをコントロールする側とされる側に立場を明確にすることです。
電話やメール、口頭で成約を結ぶなど方法は様々、海外では「スイッチ(Switch)」というと支配者と服従者どちらの立場も可能という意味になるらしいです。自分が支配者なのか服従者なのか最初から決めてもいいのですが、ある時ふいに支配者⇔服従者の立場を変えたくなる時もあるので「スイッチ」という選択肢もあるということを念頭に置いておきましょう。

S(Sadism) サディズム M(Masochism)マゾヒズムとは?

PublicDomainPictures / Pixabay

SMプレーは広く認知されていますよね。相手をいじめることで快感を覚えるサディストといじめられることで快感を覚えるマゾヒズムです。
ちょっと豆知識ですが、サディスト(S)は19世紀頃フランス貴族マルキ・ド・サドにちなんで命名されています。彼は暴力的な性的行為を繰り返したため牢獄生活を長らく過ごしていたのですが、そのエピソードがぶっ飛んでいるので以下wikipediaからの引用を読んでみてください。

サドは「復活祭の日に、物乞いをしていた未亡人を騙し暴行(アルクイユ事件)」、「マルセイユの娼館で乱交し、娼婦に危険な媚薬を飲ます」等の犯罪行為を犯し、マルセイユの娼館の件では「毒殺未遂と肛門性交の罪」で死刑判決が出ている。1778年にシャトー・ド・ヴァンセンヌに収監され、1784年にはバスティーユ牢獄にうつされた。(wikipedia

BDSMは日本では割と一般的?

BDSMという単語自体ははじめてでも、意外とすでに日本の性的プレーに該当するものがあることにお気づきでしょうか?
実は海外の人が日本にBDSMを見るために訪れることも多々あるのだとか。むしろ日本のアブノーマル動画は過激すぎるとの批判もあるくらいです。

こちらは、日本でBDSMと考えられる一例になります。

拘束プレイ・・主人と従者に分かれ相手を手錠などで動けないようにする
羞恥プレイ・・恥ずかしい行為を命令さし相手を恥ずかしがらせる
調教プレイ・・女性を従わせる行為を行うことで従者にさせる

海外だと、BDSMは社会的にも認められにくいためあまりオープンにはしないらしいのですが、
筆者の感覚だと日本ではそこのハードルそこまで高くない気がします。
カップルの間でも「SMどっち?」みたいな話は普通にありますし、プレイグッズなども割と簡単に(秋葉原の駅前とか)手に入りますものね。
なので日本ではBDSMとは呼ばれずに、SMプレイやアブノーマルというジャンルとして定着しているようです。

cuncon / Pixabay

BDSMを楽しむため初心者が認識すべき境界線

実際にBDSMをパートナーと楽しむとき、相手がどのような気持ちなのか確認することが重要です。
特に初心者の方は、良かれとしていた行為が度を越えてしまって結果的に相手を傷つけてしまったということがないように以下の項目を認識して置くとよいでしょう。

合意をとる「コンセンサス」

まずはじめに相手と認識が間違っていないか合意をとりましょう。
契約書、メール、口頭など合意の手段は様々ですが、相手の性的欲求は何なのか把握したうえで実行することが重要です。
また、仮に相手が合意をとっていても途中で不快な思いをしたとき取り消しを申し出る権利があります。

安全であること「セイフティー」

BDSMは時には過激な行為があります。例えば、お尻を叩くスパンキングなどプレイの中で相手を痛めつける行為がありますが、本当に傷を負わせてはいけません。首絞めや縛りをする場合は事前に情報を集めてから実施することが重要。また、受け身の場合は自分の得意不得意なBDSMをきちんと相手に伝え、いやな気持にならないようにしましょう。

言葉の選び方「セイフワード」

言葉攻めをされて興奮するというプレイもありますが、相手の精神を傷つける言葉やモラルのない発言には少し注意が必要です。
本当に嫌な時どうすればいいのでしょう?「やめて!」と一時停止を求めて問題ありません。ここで少し問題になるのが、「やめて」という拒否反応に喜んでしまう主人がいるということです。あなたが本当に嫌で「やめて」といっているのに対し行為が過激化してしまう可能性もあります。なので、最初に嫌になったときにお互いがわかるサインや合言葉を作っておきましょう。例えば、本当にやめてほしいときは「焼肉!」と言うなどいいかもしれません。

海外では信号の色に合わせて自分の限界を相手に知らせるようです。

緑:そのまま続けてほしい
黄:結構限界にちかい
赤:すぐにやめてほしい

パートナー選び「健全」

BDSMの「D」にあたる支配者には、自分よがりな考えの人もいます。考えが異常な人、いわゆるヤバそうな人に捕まらないように気を付けましょう。健全なパートナーは責任感があり、適当な判断力を有しています。あなたのことを尊重し、自制心のあるパートナーを選びましょう。あなたが嫌がっているのにセックスを強要することは性的虐待もしくはレイプにあたります。犯罪とプレイの境界を線引きできるようあなた自身も判断力を失わないように注意することが重要です。

まずはここから!BDSMを試した方へ

StockSnap / Pixabay

パートナーがいないよ、という方は、あなたに声をかけてくる男性が「健全」かどうかをきちんと見極めること。
パートナーがいるけど初心者という方は急に過激なプレーを実施するのではなく、パートナーと会話をよくとりながら少しずつ慣れていってみてくださいね。
最初は、軽いスパンキング、甘噛み、ゆるゆるの手錠、コスプレなどハードルが低めなものから挑戦してみるといいでしょう。

BDSMは相性のぴったりな相手だとドハマりする可能性もあります。
BDSMは過激なプレイが多いことから「変態」と捉えられがちですが、人間の三大欲って睡眠・食欲・性欲ですよね?
自分の性欲に正直で何が悪いのか!自分の性的欲求を満たしてくれる相手がいることはこの上ない幸せなのです。

 

 

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