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自分の居場所は自分でつくる。居場所がないと感じてしまったときの対処法

自分の居場所は自分でつくる。居場所がないと感じてしまったときの対処法

人と対立してしまったとき、人から心ない言葉や対応をされたとき、場に馴染めないとき。自分の居場所はここにないなと感じてしまうことはありませんか?今、この瞬間にここにいるのに、居場所がないと感じてしまうのはなぜなのでしょう?

居場所がないと感じるとき

とても悲しい話ですが、「どこにいても居場所がない」と感じた瞬間ってありませんか?

私の話になりますが、社会にでて少し落ち着いたときに、一人暮らしのアパートでふとそんなことを感じたことがありました。仕事も頑張っていたのでそれなりに満足する結果を得てもいました。職場の人ともそれなりに仲良くやっているのに、なぜか「ここには居場所がない」と感じていました。

居場所とは、「信頼のおける人間関係をつくれるかどうか?」、「心を開ける関係性があるかどうか」ではないでしょうか。人が生きている限り切り離すことはない人間関係。職場やプライベートで居場所がないと感じる瞬間や周囲の人との関係性をまとめました。

職場で居場所がないと感じるとき

日々の生活の大半を過ごす職場。仕事を目的に集まった職場の人間関係では仲のいい友達同士とは訳が違います。職場に居場所がないと感じてしまうのはなぜなのでしょうか?居場所がない職場は転職を考える大きな要因になります。職場に居場所がないと感じるときの理由とは?

仲のいい同僚がいないとき

職場に信用できる、気の置ける同僚がいないと、仕事の悩みや愚痴を言い合う仲間がいない状況になります。お昼休みを一緒に取ったり、仕事のあとに飲みに行ったり、気兼ねなく話せて愚痴も言える関係であれば、些細なこともため込まずにすみます。しかし、仲のいい同僚がいなければお昼もひとりで過ごし、仕事が終われば帰宅する単純な日々の繰り返しになってしまいます。そのような場合は、人ととコミュニケーションをとる機会が圧倒的に少なくなり、居場所がないと感じる原因になっているのではないでしょうか。

信用を無くしてしまった

遅刻や欠勤が多い、仕事の期限を守らないなどのおこないは社会人として当然信用をなくします。また、人間は完璧ではないので、仕事のミスはある程度仕方がないところがあります。しかし、ミスを認めず誤魔化してしまった場合や、起こしてしまった失敗の処理方法を間違えてしまった場合に信用を失ってしまう原因になります。職場で信用を失ってしまえば、仕事を任せてもらえず、人間関係もギクシャクして職場に居場所がないと感じやすいのではないでしょうか。

職場で嫌われている

仕事は人間関係の好き嫌いでするものではありませんが、職場で嫌われていると感じるなら職場で過ごす時間が苦痛なものになってしまいます。嫌われている相手が特定の人物ならさほど気にすることもないでしょうが、その一人が強い影響力を持っている場合や周囲の大半の人に嫌われていると感じる場合はすぐに転職を考えてもいいでしょう。無視や嫌がらせを受けたり悪口を言われたりすれば、非常に居づらさを感じてしいます。

職場の人たちと性格が合わない

他人が集まる職場では性格や考え方の違いはでてくるものです。その中でも価値観や考えを共有できれば良いですが、組織の統制や無理にその場に合わせなければいけない状況が続くと精神的にも疲弊していきます。業務の進行の中で気の合う仲間がいればまだ良いですが、そうでない場合は居場所をつくろうとすること自体難しい問題になってきます。

結果が出せない

成果を出すことを要求される職場で、いつまでも結果を出せずにいると責められたり怒られたりします。その状況が長く続けば毎日の仕事が辛くなり、仕事がしんどいものとなってしまいます。本来であれば目標達成に向けて意識を前に向けるものですが、成果が出せていない現状や今の自分に焦点が当たり自分を責めているだけでは状況は変わりません。その一歩が踏み出せず、成果の出せない日々が続いていくと次第に、居場所がないと感じてきます。

MabelAmber / Pixabay

友人といるのに居場所がないと感じるとき

本来、友人関係はシンプルに付き合える関係。お互いの利害や利益がなくとも打ち解け合い、気の知れた信頼関係が築けるもの。悩みを相談したり、他愛のない日常の会話をしたり、共通の趣味や食事や飲みに行けたりと、ありのままの自分を受け入れてくれる存在ではないでしょうか。それなのに、友人といても心の内を打ち明けることができない、信用できないと悩むのであれば、それは本当の友人関係ではないかもしれません。友人は数が多ければいいものでもなく、無理に付き合う必要もありません。気の置ける仲間との付き合いを大切にしてはいかがでしょうか。

付き合いをしているとき

人が生きていくなかである程度必要なのが人付き合い。家族や友人など、気の知れた関係ならば疲れない場合も、初対面の人や打ち解けきれない相手との付き合いでは大変気を遣います。そこでは自分をよく見せようとしていたり、嫌われないように振舞っているのではないでしょうか。ありのままの自分を出せないことに疲弊し、取り繕った自分に違和感を覚えて、居場所がないと感じるのではないでしょうか。女友達の仲良しグループとの付き合いでもこのような悩みを抱える方は多いようです。

一人暮らしをしているとき

私もそうでしたが、実家をでて一人暮らしをしているときにも、なぜか居場所がないと感じることがあります。自分の帰る部屋はあるのに、なぜか居場所がないと感じてしまいます。仕事が忙しく、家と職場の往復になっているときや、職場でも取り繕った自分を演じて過ごしているときに、自分を見失った状態になり自宅に帰っても「居場所がない」と感じてしまいます。気の知れた友人や、なんでも話せる人が近くにいないときに、そのような心境になってしまうのではないでしょうか。

家族との関係がうまくいっていないとき

実家暮らしならなおさら、家族との関係がうまくいかないときに居場所がないと感じてしまいます。家に帰っても会話がない、喧嘩ばかりしてしまうといった状況に、家族のなかでも孤立したような気分を味わい居場所のなさを感じ始めます。家族は人間関係における最小単位の関係性ですが、家族との関係がうまくいかずに過ごしていると、そのほかの人間関係においても悩みを抱えやすくなると言われています。

MabelAmber / Pixabay

居場所をつくるには?

居場所がない状況では、どのようにして居場所をつくればいいのでしょうか。

職場で

職場で居場所がないと感じているときには、一人でもいいので誰か心の開けそうな人を見つけて話してみるのはいかがでしょうか?そのような相手が周囲にいないと感じてしまっていても、もう一度視点を変えて周囲の人々を見渡してみましょう。業務上の会話の中に何気ない一言を交えてみる、ランチに誘ってみるなど、こちらから歩み寄ることも大切です。勇気をもって話しかけてみたら、何か変わるかもしれません。

自分から変化を起こしても何も変わらなかったとき、職場の人間関係が改善されない、どう頑張っても組織の体制を受け入れることができないなら転職を考えるのもひとつの方法です。なにもせずに職場を変えてしまうのはよくありませんが、自分の頑張りではどうにもならない状況ならば、転職して環境を変えるのもありです。

友人関係で

職場以外の関係、友人やプライベートの人間関係で居場所がないと感じているなら、無理に付き合う必要も無いのではないでしょうか。毎日の行動は選択の積み重ねのように、人間関係においても選択は自由です。以前は居場所を感じていた仲間同士の付き合いでも、時が経てばそれぞれの状況が変わり、価値観も変わっていきます。気の乗らない誘いは断っても問題ありません。古い関係にばかり固執せず、新しい出会いを求めて行動しましょう。

家族関係で

家族との関係がうまくいっていないなら、関係性を改善できるように何かできることはないか考えてみましょう。いつからそのような状況になってしまったのか、話し合って解決するような簡単なことではないかもしれませんが、もう一度、家族と会話することでお互い理解し合えるかもしれません。何か行動を起こしても変わらない、これ以上は無理と考えるなら一度距離をおくことも必要です。

一人暮らしで

一人暮らしで居場所がないと感じているなら、少し休息が必要かもしれません。突っ走りすぎて自分を見失ってはいませんか?予定を詰めすぎているならスケジュールを見直し、家で過ごす時間をつくりましょう。家で過ごしても落ち着かないと感じるなら、インテリアを変えてみませんか?家が好きになるような空間をつくれば何か変わるかもしれません。また、おすすめなのが家に帰ったときに誰もいなくても「ただいま」と声を出して言うこと。「おかえり」と返ってくる声がないと寂しさを感じてしまいそうと考えるかもしれませんが、「ただいま」と言うと愛着が湧きます。続けていくと次第に「自分の帰るべき場所」と認識し居場所がないという悩みも解消されていきます。

StockSnap / Pixabay

居場所は自分でつくるもの

いかがでしたか?居場所がないと感じる瞬間はとても寂しいものですが、自分から行動を起こせば環境を変えることができます。失敗してさらに気まずい関係になったらどうしようと不安に思うかもしれませんが、やってみないとわかりません。案外受け入れてくれる人はいます。少し勇気をもってこちらから歩み寄るのも大切です。まずは伝わる挨拶をすることからでも始めてみませんか?

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